まずは派遣からという選択肢
仕事の「お試し」
色々悩みながら転職先を探し、ようやく理想的な職場だと思えるような勤務先に就職できることになっても、場合によっては「失敗した!」と後悔する結果になる可能性もあります。
求人情報を確認し、良い条件だなと思い応募したのに、実際に勤務してみると中身が全然違ったという事例も少なくありません。
私も一大決心をして転職すると決めたからには、絶対に失敗したくありません。
短期間に転職を繰り返すような事態になっては、間違いなく次の転職活動に大きな支障を与えることになるでしょう。
「この人を採用しても、またすぐに辞めてしまうだろう」と人事採用担当に判断されてしまい、書類選考の時点で落とされてしまうかもしれません。
実際に就職する前に、本当に自分に最適な職場なのかを見極めるための方法として、派遣社員として勤務する方法があります。
まずは派遣社員として定められた期間仕事を頑張ります。
私自身も派遣社員の契約が終わっても、まだこの会社で仕事を続けたいという気持ちを持つことと、会社側が契約期間が過ぎてもまた働いて欲しいという双方の思いが一致した場合、正式に社員として採用してもらうことを紹介予定派遣といいます。
実際に勤務して「この会社は私には合わないな」と感じた場合は、何とか契約期間内は頑張って仕事を続けなければいけませんが、契約期間が過ぎてしまえば元々の契約通り辞めても問題ありません。
また、派遣という雇用形態を活かして様々な職場で自分自身のスキルアップをするということも可能です。
その他未経験の仕事に挑戦する場合、最初から正社員として始めるより、派遣社員として始めるほうが敷居が低いです。
参考:派遣のメリット|理系の研究、開発の転職情報はテンプR&D
紹介予定派遣のメリットとデメリット
転職を成功させたい私にとって紹介予定派遣を選択するメリットはたくさんあります。
やはり仕事をお試しできるメリットはかなり大きく、契約期間内はしっかり仕事を続けていれば経歴に傷が付く心配もありません。
特に未経験の仕事にチャレンジする場合、本当に自分に適正があるのか判断するのが難しいため、自分のスキルを試すという意味でもメリットがあると考えられます。
あくまでも派遣会社に属しているので、勤務先となる会社との交渉は派遣会社が代行してくれるのも良いです。
直接自分から言いにくいようなことも、派遣会社を通して連絡してもらうこともできます。
逆にデメリットになるのは、必ずしも社員として採用される可能性がない点です。
こちらが契約期間後も働かせて欲しいという意思を示しても、会社側から「あなたは必要ないので、契約期間満了まで頑張ってください」というニュアンスで断られるかもしれませんね。
会社側にとっても紹介予定派遣で働きぶりをチェックしているため、会社側の意向にそぐわない人材だと判断されてしまうと採用されずに終わってしまいます。
必ずしも紹介予定派遣は社員採用への近道になるわけではなく、むしろ回り道になる可能性があることを覚えておかなければいけませんね。