ビジネス文書検定
意外と知らない文書の表現
友達とのメールのやり取りは普段の話し言葉のような言葉遣いですが、仕事のメールとなればそうはいきません。
どんなに仲が良い取引先の相手でも、正しい言葉使いのビジネスメールにしなければ恥ずかしい思いをしてしまうものですよね。
以前、私が一般事務の仕事をしていた頃に取引先からもらったメールの中で、思わず笑ってしまうような文章が書かれていたことがありました。
丁寧な言葉使いにしようとしている意識は感じられますが、明らかにおかしい日本語になっている事がよくあったものです。
例えば「○○部長様がおっしゃられていたのですが・・・」と書かれていたのを今でも覚えていますが、「おっしゃられる」という言葉はおかしいですよね。
メールをくれた人はきちんと見直していたのか知りませんが、おかしいことに気が付かなかったのか疑問です。
「おっしゃる」と「られる」を組み合わせてしまったのが間違いだということですね。
ひょっとしたら私もこのような恥ずかしい文章を書いていたかもしれません。
恥ずかしい思いをしないためにも、仕事の場では正しい文書を書くスキルを身につけておきたいと思っています。
参考:ビジネス文書検定
ビジネス文書検定とは
正しいビジネス文書のスキルを習得するために私が注目したのが、ビジネス文書検定です。
普段の話し言葉ではあまり使わない正しいビジネス文書の書き方を習得していることを証明する資格になります。
正しい表記や表現だけでなく、文書の取り扱いなどの実務スキルも問われます。
3級から1級までの等級があり、等級が上がるほど難易度が高くなっていきます。
3級レベルでは一般常識といえるレベルの問題が出題されます。
ある意味社会人なら知っていて当たり前だといえる程のレベルなので、合格できて当然ともいえるかもしれませんね。
合格率も90%前後なので、受験した方のほとんどが合格しています。
2級では3級よりも実践的な内容のビジネス文書について出題されます。
難易度は3級よりもレベルが高くなりますが、しっかり勉強をしていれば合格できるレベルです。
合格率は60%程度になります。
1級では確実に正しいビジネス文書を取り扱うことができる問題が出題されます。
2級と比較してもかなり難しい問題になりますが、試験当日に備えて十分な勉強時間を確保していれば合格を目指せるでしょう。
合格率は30%程度と難易度が高いことがわかりますが、1級に合格していればかなり実力があると周囲の人に判断されると考えられます。
ビジネス文書のスキルはどんな職場でも役に立つスキルなので、持っていて絶対に損をすることはないはずです。
私もこの先、どの職場に転職するかはっきりわかりませんが、どんな職場に行っても恥ずかしくないスキルを身につけたいと思います。